■ 2007年07月のお知らせ一覧
(2007.7.30[Mon])
歯周病の原因には様々なものがあるのですが、その大きな原因の1つがプラーク(歯垢)です。歯周病の治療を進めていく上で最も大切なことはプラークをしっかりと取ることなのですが、歯石の表面はザラザラしているためプラークが付きやすく、付いたプラークが落ちにくくなります。この歯石を取ることでプラークが付きにくい状態にし、歯周病を改善させます。歯石は歯磨きでは取る事が出来ない上、90パーセント以上の人にあります。しかも、歯石は一度取ってもしばらくすると再形成されるため、定期的に取る必要があります。スケーリングをせずに放置しておくと、歯周ポケットがより深くなり、歯周病が進行してしまいます。
スケーリングの間隔は、普通の人で3〜6ヶ月に1回位が目安です。(ただし、お口の中の状態によりスケーリングの間隔は変わります)
■スケーリングは痛いときもあります。
知覚過敏があってしみる、深いところに歯石が付いている…その他、歯肉は炎症を起こしていることも考えられます。歯石が付いていても歯の汚れ(歯垢)がしっかり取れれば、炎症は収まっていきます。もちろん、最初は歯磨きのときに血が出るかも知れません。しかし炎症が収まった状態で歯石を取れば、治療中に痛い思いをしなくて済みます。我慢できないときは麻酔をすることもできますのでご相談ください。
■数回に分けてスケーリングします。
歯肉の中に付着している歯石を除去する為、痛い場合があります。痛いときほどスケーリングは大切なので、痛いからといって途中で来院しなくなることがないよう、きくち歯科クリニックから患者さまへのお願いです。痛いときは麻酔をして行いますので、遠慮せず申し出てください。